gizaemonnのブログ

価値観アップデートは楽しい

日本の子育てがおかしい理由⑰

子供の考えていることが解らないのはあなたが心を閉ざしているからです。

 

なぜなら世の中の柵(しがらみ)があなたの目を曇らせているからです。

 

①人のやる気を無くさせるのは言葉では無く態度

「いくら言っても動かない」「やる気が見えない」「やる気スイッチの場所が解らない」「スマホばっかり見て親の言うことを聞かない」等が口癖になっていませんか?

言いたい気持ちは解ります。

でもその口癖が全ての元凶だとしたらどうでしょう?

まずは記憶を辿って10歳の自分に会いに行きましょう。親(祖父母)にどんな言葉を言われましたか?

「宿題しなさい」「勉強しなさい」と言葉は多少違っても言われた言葉以上に親(祖父母)の態度に腹が立ったはずです。

今やろうとしてたのに親(祖父母)に言われてやる気がゼロになった瞬間が必ずあるはずです。これはブーメラン効果といって行動を促す説得をすればするほど逆効果になってやらなくなることを言います。

さらに言われたセリフ以上に親の態度や表情、雰囲気や威圧感が感情を逆なでしてきませんか?人間は言われた言葉より他人の態度や負の感情に激しい苛立ち感じ、その時の心情を無意識に蓄積します。

親(祖父母)離れしていないと自分の子供に同じことを行います。世代を超えて負のスパイラルが起こります。

子供に対して感情的になるのは親(祖父母)から相続した負の感情が思ったより貯まっているからです。

②子育てを楽しむには感動するしかない

負の感情は福利で貯まります。

例)月1,000円貯金を20年間します。

利子が5%付く場合:1,000✖12ヶ月✖20年間=252,000円→損益12,000円

福利5%運用の場合:1,000✖12ヶ月✖20年間=364,363円→損益124,363円

損益は10倍以上になります。

小さい頃に親(祖父母)から受けた負の感情は、心身の成長と共に福利で大きくなります。

これを断ち切るにはまたまた無意識に眠る自分の子供時代に会いに行って子供の自分を慰めて下さい。そして自分を律して子供を見て下さい。

自分の負の感情フィルターが無くなると子供の良い点が見えてきます。

すると子供の行動に説明がつくようになり、子供の成長に感動を覚えるようになります。

③感動は心を開いていないと出来ない

感動は心が動くことで生じます。大きな自然に触れることで自分の存在がちっぽけに見えることをAwe体験と言います。

人間の脳が本来の能力の30%しか使っていません。思考するとは物凄いエネルギーを使うので脳はあえて省エネモードなのです。

感動は素晴らしい経験ですが同時に疲れます。なので脳は予め疲れないように無意識にフィルターを形成しているのです。この時フィルター形成をしてる材料が親(祖父母)の負の感情です。負の感情で形成されたフィルターで子供を見るとお腹を痛めて産んだ我が子に対し、負の感情をぶつける親の出来上がりです。

心を開いて子供を見ることで感動が自分の無意識に貯まると福利で大きくなります。そうすると子供がヤンチャした時でも、周囲から疎まれることをしても感動で作ったフィルターを形成することで子供を許せます。

どんな罪を背負った子供でも許せる母親は感動の貯金を福利運用した人と言えます。

まとめ

斜に構えて「つまらない」「くだらない」というフィルター越しに見ればどんな素晴らしいものでも粗探ししてしまいます(どんなに顔の整って性格の良いアイドルにもアンチは付きます)

逆に心を開いた状態で子育てをすると子供の謎の行動に説明が出来るようになります。

子育てで重要なレジリエンス(再起力)は一言で言えば「言い換え力」です。言っても動かない子供に対し、ダメな子扱いでは無く、動くための充電中と言い換えることで「親の心の安定」と「子供の自尊心の向上」が手に入ります。

自分にされた嫌なことを人(子供)にしない。私はこれを最小限の世直しと考えています。世の中の不穏は負の感情が福利で増えた結果です。

最小限の世直しを広め、福利運用することで教育から日本を元気にする。

それが自分の願いです。

 

日本の子育てがおかしい理由⑯

父親の皆さんは子供の表情や雰囲気で感情を読み取ることに長けています。

 

なぜなら会社で上司や部下の顔色や表情を良く見ているからです。

 

 

①無意識は最高のパートナー

 

女性に質問です。メイクを始めてやった小中学生の時、完成まで時間がかかりませんでしたか?今の方が完成度が高いのに早く終わりませんか?

ちなみに男性がビューラーでまつ毛を上げようとすれば高確率でまぶたを挟みます(痛)

メイク初心者男子にまつ毛を根本から立ち上げることは出来ないでしょう。対して女性は練度が低くても大抵の方がまつ毛の絶妙なポイントを踏まえて上手に持ち上げます。考えてみれば物凄い高度なテクニックです。

空間把握は女性脳からすると苦手分野です。それでも左右対称に仕上がるのは無意識の力が作用しているからです。またどの順番でやれば効率が良いか仕上げに何分かかるかそういった肌感覚は全て無意識が行っているのです。

寝ている間に呼吸が止まらないのも無意識が生命維持(体温調整・基礎代謝)を行っているからです。無意識は最高のメンターでありパートナーです。

 

②無意識は経験の宝庫

初めてやったのに上手く出来ることがあります。サッカーや料理なんてしたことないの上手く出来た。ピアノや絵画を初めてやっていきなり賞をもらったなどです。

才能があったと言われればそこまでですが実はここにも無意識が働いていて過去の経験(深層心理)から使えそうなスキルを持ってきて無意識が自動再生したのです(ボール遊び→サッカー・キャンプの食事→料理・読み書き→ピアノ・塗り絵→絵画)

女性は現実主義なので子供のスキルの応援基準が将来稼げるかどうかでテンションが決まりがちです。男性は将来何の役に立つかわからないけど興味のあることは色々やらせた方が経験になると本能(無意識)で理解してるのでやらせます(女性にはこれが男性のこだわりに見えて無駄に思えます)

反復練習で体が覚えるを言いますが本当は無意識が経験を記録しているんです。そして急な状況変化の際に自動再生してくれる優れものなのです。

 

 

両親から学ぶことで多様性が身につく

生命は太陽が無ければ命を育めませんが、ずっと太陽が出続けると命が死に絶えてしまいます。「太陽」と「月」がいるからこそ「産めよ増やせよ地に満ちよ」と生命を育めるのです。子育ても同様で「理論的な母親」に対して「理想論を語る父親」がいることで子供自身が折り合いをつけるんです。ここで重要なのがどちらか一方から多くの想念を受けると頑固で折れやすい性格になることです。

両親から別々の愛を受け取りそれらをミックスしたり、第三の考え方を模索することでレジリエンス(適応力)が備わります。レジリエンスがある子供は困難があっても粘り強く取り組み人生を謳歌することが出来ます。

 

 

まとめ

子供に自律した大人になって欲しかったらとにかく旦那さんとお出かけして下さい。無意識は記憶のデータベースなので色々な経験を記録し続けます。経験のインプットに有効なのは五感を使うことです。幼少期にお出かけをして汗だくで走り回ったたり、綺麗な景色や自然と触れ合うことで無意識のデータベースは刻まれていきます。

多感な幼少期の無意識に埋め込んだ経験がゆっくり熟成されて思春期に覚醒します。旦那さんとの幼少期のお出かけは未来のギフト(贈り物)です。

人生の困難に対して①挑む→自己成長する②回避する→別の道を探す③第三の選択→新しい価値を提案する 困難を乗り越えるためのアルゴリズム(効率的に最適解を導き出す)の構築を行えます。

人生に無駄なことは何一つありません

 

日本の子育てがおかしい理由⑮

日本の子育てが大変な理由は時代の変化に対して修正が遅れているからです。

 

なぜなら日本人のマインドは「リスク回避」で問題を先送りにする傾向があるからです。

 

 

①過ちを認められない日本人

明治22年(1889年)明治憲法が成立。この時の制度改正で男性は外で働き、女性が家を守るという考えが一般になりました。それまでは男女共に働いて家事も分担が一般的でした。当時を取り巻く背景を勘案すれば最善の方法だったかも知れませんが時代は令和になり、専業主婦が激減したにも関わらず100年以上前の制度変更や修正が出来ていない現状は大変遺憾に思います。

偉大な先人達の功績を守りたいのか?叩かれるのが嫌なのか?問題点があれば修正・変更すれば良いだけですが根本的な問題は伝統を重んじるという教育にあると考察します。

日本の教育はリスク回避のため、怒られる・罰せられる可能性のあることにチャレンジしません。

現在共働きの家庭は全体の約7割以上です。男性の家事育児時間は女性の5分の1以下以下(約45分程度)世界では半々くらいがスタンダードです。

日本の男性の家事育児時間が増えない理由の一つに男性に家事を任せられない女性心理も存在します。任せることで周りに子育てを楽していると思われたくない女性も一定数存在するからです。

子育てを男性と楽しめる家族が理想です。

②子育ては男性の方が得意

子育てと料理は女性の仕事と広く認識されていますが料理人は圧倒的に男性が多いです。同様に立てるようになってある程度の自己主張が出来る年齢に達した子供の子育ては男性の方が得意です(10か月~)

娘でも息子でも外で遊ぶことで五感が育ち、他者とのコミュニケーションで社会性が育まれます。旦那さんと外に出かけるだけで子供にとっては大冒険なんです(今だけですよ。近所の公園でも喜んでくれる安上がりなのは)

女性は子供を見る(知る)天才なのでつい子供の体調や現状の気持ちを共感してしまいます。それに対し男性は子供の目線で子供が欲する物を感知してサジェスト(提案)をするのが得意です。

例えば1歳の子供がボールを見ていたからと言う理由で「サッカーボール」を買って帰路につけば奥さんから「なんで勝手に買うの?」「もったいない」と言われます。

旦那さんはいずれ使うから良かれと思っての行動です。対して奥さんは相談をしてくれなかったこと、もっと必要になってから買った方が長持ちする・家の収納スペースが狭くなるといった多角的なことを考えています。

さらに女性は育児に関わることを旦那さんに勝手に振舞われると「子供のことを考えてくれてありがとう」なのか「余計なことされた」どっちを選択すれば家族の未来が明るいのか?と無意識に脳の判断力を消費するのが億劫なのです。男性は一方方向「買って良かった」しか考えませんが女性は二方方向以上「買っても良かった」と「勝手に買うな」の両極端を同時の考えるので判断力が下がって感情的に負の言葉を発してしまうのです。

解決策は育児については奥さんを上司と思って報連相するのが正解です。男性の皆さんも部下が独断専行・作戦無視でトラブル続きならフォロー出来ないと思います。奥さんを置いて子供を連れて出かけるならライン等SNSで「現地についた」「今から帰る」「サッカーボール購入しても良い?」と奥さんにも確認しましょう。

旦那さんを部下としてマネジメント出来る女性がこれからの日本の奥さんのロールモデルになるべきと考察します。

 

 

③日本は評価は減点方式

子供は何かすれば親が褒めてくれます。これは加点方式です。それが社会に出ると減点方式になって出世した人程、既得権益を失いたくないので「挑戦」をしません。それだけならまだ良いのですが、部下のチャレンジを疎む上司は最悪です。学びも無く、不機嫌な上司は老害でしかありません。

政治家で出世するには上司に気に入られることが成果を出すより重要です。上司に気に入られるには上司の価値観を理解する必要があります。それが出来なければ交代させられるだけです。そして上司ばかり見て国民を省みない政治家が出来上がりです。

会社で積極的に提案している方は家でも子育てに積極的です。仮説・提案が未来を切り開くからです。間違っていたら検証して修正すれば良いだけです。

スポーツで例えるならバスケでもサッカーでもただチームメイトにパスをすればパスカットされます。仲間が進む先(まだ誰もいない場所)に仲間を信じて(仮説を立てて)出したパス(提案)がゴールに繋がるんです。

 

 

まとめ

かつてセンメルヴェイス・イグナーツという神の目線を持った医者がいました。彼は「母親達の救世主」と呼ばれています。ドイツ系ハンガリー人の彼はウィーン総合病院で産婦人科の出産死亡率が高いのは雑菌によるものだと仮説を立てて、産婦人科医師に手洗いを徹底したところ死亡率が激減したことを世に発表した。しかし医師の手が汚れている(医師が乳児を殺している)などと認めなかった病院側は彼を迫害。細菌の存在が判明し、手洗いの重要性が世に広まったのは彼の死後10年がたってからでした。

日本は体裁を重んじるので小さい意見や変化は好んで取り入れますが大きな変化は先送りで「自分ではない誰かがいつかやってくれるだろう」と希望的観測に縋ります。それはやはり自分事と思っていないことが根幹です。日本の国会議員の給料水準はアメリカより高く高給取りです。政治家には「恥」を恐れないチャレンジャーが必要と考察します。

スポーツに話を戻すと「現在」に向かってパスをすると同町圧力にパスカットされます。仮説を立てて「未来」にパスする。家庭の場合は仮説を夫婦で時間を作って一緒にすり合わせることでブラシュアップ(磨き上げる)出来ます。

「子供の体と心のメンテナンスに長けた奥さん」と「子供の未来を見据えた仮説・提案が出来る旦那さん」が一緒に育児に参加することで日本の子育ては前に進むと推量します。

 

日本の子育てがおかしい理由⑭

「父性」で「母性」に対抗するには方法は一つしかありません。

 

それは「抱っこ」です。

 

 

①親の愛が足りて礼節を知る

「衣食足りて礼節を知る」ということわざがあります。赤ちゃんの成長に必要なのは親の愛を知ることです。

問題はt父親の愛をどうやって赤ちゃんに伝えるかです。母親は胎内で赤ちゃんと一緒に過ごした十月十日のアドバンテージがあります。父親が自分の愛情を赤ちゃんに伝えるには「抱っこ」しかありません。

赤ちゃんがつかまり立ちを始めるのは平均10か月くらいです。この10か月間を父親がどれだけ抱っこしたかで子供の人格形成が大きく変わります。

男性は「暑がり」なのと「合理主義」の方が多いので母親の抱っこかベビーカーでのお出かけが多く散見されます。

父性を育てたい、自律した大人になって欲しいと願うならなるべく抱っこを推奨します。生まれる前は母親、生まれてからは父親に抱っこされることで両親の愛を一身に受けることが出来るからです。

自分を産んでくれた母親以外にも自分を愛してくれる父親の存在が子供の人格に深みを与えてくれます。逆に親の仲が悪ければ子供の人格は歪んで怒りと憎しみを生み出してしまいます。

 

 

②幸せのスパイラルアップ

例)父親(旦那)が母親(妻)と仲が良い→母親(妻)が子供と仲が良い→子供が父親(旦那)と仲が良い→幸せのスパイラルアップ

男性は女性に比べて共感力に乏しいので赤ちゃんの可愛さにいまいち気付けません。奥さんの要望には応えられても、何をして喜ぶか明確な返答がない赤ちゃんの機嫌が取れない父親は本当に多いです。仕事は出来ても子供心が解らない父親は家庭内で戦力外通知を受けます。

上の例のように幸せの輪を繋げるには子育てに仮説を持って挑戦を重ねる(トライ&エラー)しかありません。奥さん自身を褒めるのではなく「こんな可愛い子供を産んでくれてありがとう」「子育てが大変なのに家事までやってくれてありがとう」と感謝の言葉を言うことで幸せのスパイラルアップが実現します。

子供の成長は母親の努力の結晶なのです。自分が褒められるのが苦手な人がいますが自分の子供を褒められて嫌がる人はそうはいません。

 

 

オキシトシンバソプレシン

愛情ホルモンの「オキシトシン」をご存じな方は多いと思います。抱っこを推奨しているのは例え、我が子で無くても赤ちゃんを抱っこすると愛情ホルモンのオキシトシンが分泌されて多幸感に包まれるからです。

子供も抱っこされることでオキシトシンが分泌されて安心します。オキシトシンの他にバソプレシンも分泌されます。バソプレシンは抗利尿ホルモンで活性化することで尿の濃度を変え、老廃物を適切に対外に排出します。反対にバソプレシンが抑制されると情緒不安定で尿が薄く、水分や老廃物を上手く排出できないので愁訴(自分でも言えない不調)を起こします。

よく泣く子供の親は子供の要望に応えられていないと考察します。母親だけのせいではありません。地域(コミュニティ)で対処しなければならない問題です。

 

まとめ

抱っこは父子の関係を深める。父親の第一子への対応が良いと二人目を考えても良いと母親は無意識に考えます。日本の出生率の低下が叫ばれている昨今、イクメンや育休を取る男性の増加は喜ばしいですがまだまだ世の中の風潮は育児に対して閉鎖的と推量します。日本経済の復活には出産と育児と教育が不可欠です。政府のコロナ予備費:12兆円の約9割が使途不明金です。国民の血税を無駄にしている暇があったらシングルマザーに毎月給付金を出す法案を通して欲しいと強く要望します。

子供達の未来を守りましょう。

 

日本の子育てがおかしい理由⑬

子育てで最も恐ろしいのは親離れが出来ないことです。とかく日本人は親離れが苦手です。

なぜなら親自身が親離れ(祖父母離れ)が出来ていないからです。

親の愛は枯渇しない

愛は心(想い)を受け止めきれず溢れだすと書きます。親の愛は無限に湧き出るものです。子供を愛せない親がいると言いますが子供の愛し方、接し方を知らないだけです。子供の未来より大切なものはありません。

日本の貧困率を決める可処分所得の中央値は20年前が約300万に対し、現在は250万強と50万近く下落しています。年間127万円以下(月額約10万5千円)で暮らしている人が16%にもなります。シングルマザーの約半数は貧困に苦しんでいます。この数字はOECD加盟国で最下位になっています。

シングルマザーの支援は最優先事項にしていただきたいと推量します。

親の愛が足りなくなるのは目の前の現実が本当に厳しいからです。支援で親の気持ちが楽になれば子供への愛情が戻ってくると考察します。

親子は血の繋がった最も近しい他人

十月十日も一緒にいた我が子を他人と思うのは女性には酷かと存じますが子供は必ず親元を去ります。親子一緒に死ねる可能性は大災害以外ではかなり稀です。

だからこそ子育ては近すぎず、遠からず、親が子供の成長に合わせて距離感を測る必要があります。

子育てに行き詰まり、相談に訪れる大半は親子間が近い場合がほとんどです。近すぎると相手の欠点しか見えなくなります。駄々をこねる・悪さをするのはかまって欲しい子供のサインです。子供が出しているサインは第三者や冷静になって見れば解ることです。それが見えなくなる程、生活に余裕がなくなっている時は助けを呼びましょう(ベビーシッターや家事代行・祖父母)一歩引いて、冷静になって相手の表情や言葉の背景を勘案すれば近付きすぎて見えなかったことが見えてきます。下手にアドバイスをもらうより自分で気付くと時間はかかるかもしれませんが簡単に腑に落ちます

子育ての目標は子供の自律

子育ての最終目的は子供が自立して自分の人生を謳歌する(喜び楽しむ)ことです。まず自立してから徐々に自律(自らを律する)を目指します。

ご存じのように人生はストレスの連続で大変厳しいものです。人生の荒波のに飲み込まれないで乗りこなすにはまず己を知り、危険を省みず、未知の世界に飛び込む勇気が必要です。このスキルは年をとれば自然と出来るものではありません。
思春期から大人の先輩である親が自分自身(親自身)を自律出来ていなければ子供は混乱し、自律への道のりが遠ざかります。
例えば親が「イライラしても怒ってはいけない」と言いながら運転中にイライラ爆発で煽り運転をしていれば言っていることとやっていることが違うと子供は混乱します。親の無責任な言葉は子供の深層心理に深く刻まれ、親元から独立した後も無意識が親の価値観を踏襲します。「親みたいに有言不実行にはならないぞ!」と心に決めても無意識は親と同様に有言不実行を受け継ぐことになります。
つまり自分自身(親自身)が学びと成長で本当の親離れ(祖父母離れ)しなければ子供も自分の有言不実行を踏襲してしまうということです。
祖父母にされて嫌だったことを我が子にしている親は未だに親離れ(祖父母離れ)出来ていません。自分の代で止めて後世に残さないで下さい。


まとめ

日本人は親子で血の繋がりがあることに甘えすぎです。DNAを受け継いでも子供は自分ではありません。他の人(他人)です。強いて言えば遺伝子が似ているだけです。子供には自分(親)には無い無限の可能性があります。
子供を自分の延長と思うから子育てがしんどくなるんです。
キリスト教では子供は「神からの預かりもの」とされています。
(子供を養いながら)子供と平等であると自覚することが子育ての第一歩です。子供より親が優れているという想念から脱却しましょう。

日本の子育てがおかしい理由⑫

子育ての最も大きな間違いは他人の常識を鵜呑みにすることです。

 

なぜなら子供の数だけ子育てがあるからです。

 

 

子育てはマイノリティ(少数派)

個性の尊重や自由を重んじながら日本の教育は子供をいいように操りたい(言うことを手間なく聞かせたい)ことが伝わってきます。子供の好奇心や向上心は教育者の作業が増える面倒(手間)と考えられ、生徒の心の教育に熱心な先生は昔に比べて減少したことが危惧されています。

こうした中で、多感な思春期を過ごす少年少女を育成する場はやはり家庭ということになります。家庭内の教育で一番大変なのは「果たしてこの方法が子供にとってベストなのか?」と自問自答することです。

答えは簡単で子供のために考えたスキーム(計画)なら間違いはありません。全世界で唯一の正解では無くても、自分の中で導き出した考えならそれでいいんです。後はトライ&エラー(たくさんの挑戦と失敗)でブラシュアップ(磨き上げる)することで成功に近づきます。

この過程でマジョリティ(大多数)とは違う道なき道を進むのですから当然マイノリティ(少数派)になります。子供の個性を引き出すには子供一人一人に寄り添った子育てが必須です。

 

 

選択肢は絞るほと強みを増す

タイプが同じ人はいるかも知れませんが全く個性が同じ人はいません。「集中力がある子・ない子」「勉強が出来る子・出来ない子」「スポーツが出来る子・出来ない子」等。もちろん親として出来れば「何でも出来る・選択肢の多い子」は好ましいでしょう。

でもそれは親の考え方次第です。何でも出来る子は何か一つを極めた子には決して勝てません

足が速くて、勉強が出来て、行儀の良い子は育てやすいかも知れませんが自立して道なき道を進むには困難を伴うと考察します。なぜなら自分の強みは他人の強みによって磨かれるからです。ダイヤモンドはダイヤモンドでしか磨けないように自分の強みは他人の強みでしか磨けないのです。

何でも出来る器用な子は競わせると選択肢が多い分、他の道を模索します。他人に負けている現状を受け止めて、自分の強みを生かせる子供は見ていて気持ちがいいほど成長します。

まず子供の意見を尊重しましょう。

 

 

他人の意見は聞かなくていい

祖父母やママ友は子供の今(現状)を見て、苦手を克服した方が良いとアドバイスをします。アドバイスは他人はこう思うんだと参考にすることはあっても聞き入れることはしないで下さい。

なぜならアドバイスを他者に行う行為は快楽だからです。どう育ってきたか、どのような性質・気質を持っているか知りもしないで常識的な思いつきを子育て中の母親に言うのはナンセンスです。

それよりも何かに熱中して回りが見えなくなる場合、周りが上手にサポートして子供の成長に繋がったら子育て冥利に尽きると思いませんか?

 

「子供は地域で育てる」が子育てのスローガンです。他人の子供では無く、同じ地域に住む社会の宝物として子育てに協力的であれば子供は伸び伸びと成長するでしょう。

「子供をこう育てたい」という考えを発信することが家族や地域をまとめることに繋がります。

 

まとめ

子育ては自分流であるべき。それが最も主張したいことです。親は周りから色々なことを言われて自信を無くすことがあります。それでも声を大にして言いたいのはアドバイスしてくる人は子供の成長に責任が持てない人です。そんな他人の戯言に子供の成長の場を奪われることは日本の成長を奪う行為に等しいと考察します。

子育ては世間に迷惑をかけないことではありません。子供の成長に必要な協力を世間に求めることこそが真の子育てです。

 

日本の子育てがおかしい理由⑪

子育てが辛い、厳しいと思うのは偏見でしかありません。

 

なぜなら子育ては楽しいからです。

 

日本の子育ては母親の修行という価値観に囚われている

「子育ては大変なもの」「親が楽に育児すると子供が自立しない」「みんなそうやって苦労して子育てしてきた」など前時代的なことをうんざりするほど聞かされ、育児を大変なものにしているのは日本の悪習でしかありません。祖父母世代は子育てで良かった部分を言わず、自分が大変だったことしか言いません。そのため子供を産みたくない(苦労したくない)若者を増加させておきながら少子化を懸念する。本末転倒ではありませんか?

前時代の子育てを楽しめなかった想念が現代人の少子化の繋がっていると考察します。特にテレビでは子育ての大変さばかりクローズアップされ、育児の楽しさ、面白さ、奥深さについてのエピソードが欠落しています。

これには自分達は苦労して子供を育ててきたというマウントを取りたい想念が見え隠れします。祖母、祖父の皆さんは子育てで自分が教わったもの、楽しかった思い出を後世に伝えて欲しいと強く願います。

 

女性同士のエンパシーは男性の想像のはるか上をいく

フレディみかこ氏著作「僕はイエローでホワイトでちょっとブルー」に出てくるエンパシー(共感)は他者の喜怒哀楽の感情を共有することです。著書では「他人の靴を履いてみる」つまり相手と同じ土俵に立ってなくても、もしその人の立場ならどうすると想像してみることです。

出産は女性にしか出来ず、子孫繁栄・自分の遺伝子を世に残すための一大イベントです。まだ出産経験の無い若者に出産・育児の経験がある方で伝え方の技術が無い人は子育てを語ると辛かった感情までセットで伝達してしまいます。

この時エンパシーによって子育てが事実より大変に女性に伝わっていることが女性の社会進出+少子化に繋がっていると考察します。

 

旦那さんと奥さんではパーソナルスペースが違う

子育て中の奥さんは多忙です。神経がすり減ってくれば旦那さんの悪習で許容していたことが見過ごせなくなります。(例:靴下と洗濯機に入れない・タオルをかけない等)

それは旦那さんへ愛情が減ったわけではなくパーソナルスペースが「夫婦」から「家族」になった証拠です。(子供の優先順位が上がる)

例)

社長が小学校時代の社長の友達を自分の会社で雇った場合は必ずと言って良いほど上手くいきません。それは友達のパーソナルスペースが従業員では無く、家族と認識して「やってもらって当然」「養ってもらって当然」と勘違いするからです。

夫婦なら許せる散財でも家族として子供を育てる運命共同体なら子供のために一円でも無駄遣いしないでと思うのは当然です。母親が子供を産むのが役目なら、子供にお金を残すのは父親の役目です。

 

まとめ

働いている女性は家に帰れば「母親」になります。旦那さんは仕事から帰ってきたら「社会人」から「父親(母親の全力サポーター)」になりましょう。

男性の子供に関われば「父性」が芽生えます。旦那さんのパーソナルスペースが母親同様「家族」になれば子育てで(悩みはあっても)イライラすることは激減します。

家族になろうよ by福山雅治