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自分の機嫌は自分で取れ!

仕事のコミュニケーションを円滑にするのは飲み会に出ることでは無く、機嫌を取ることである。

 

機嫌を取るとなると上司が部下の機嫌を取るように思うかもしれないが、機嫌を取る相手は「上司」と「自分」である。

 

どこの会社の上司も部下育成が全く出来ていない。機嫌がジェットコースターのように浮き沈みするので毎朝部下は上司の顔色を見て「今日は話せそうか?機嫌は悪くないか?」を確認する。自分の機嫌を自分で取れず、部下に当たり散らすことで自分を保つ「甘ったれ上司」の増加は止まらない。甘ったれ上司は部下に甘え、自分を省みないから自分の行動や言動を反省しない(注意してくれる人もいないことで拍車がかかる)

 

そういった上司は体形も似たり寄ったりでBMIは高め。承認欲求と食欲が抑えられないのが特徴。要求は理不尽で他人にはロジカルシンキング(理論的問題解決)を求めるくせに自分はパラダイム(思い込み)な提案ばかりしてくる。

 

理不尽上司はあなたの仕事や人格に文句があるのではなく「部下に対しどれだけ影響力があるか?」を測っているだけ。上司は特定の部下に対し、自分(上司)が話をしてる時、どれだけ自分(上司)を見てくれているか?それしか見ていない。そこにあなた(部下)の成長など微塵も考えていないのが理不尽上司。妄想の中で理不尽上司のさらに上の上司になって「今の提案は部下のどういう成長を狙った提案なのか教えてくれ」と聞いてみたいと何度思ったことか。

 

上司は部下の成長では無く、自分の方を向いてほしいから無理難題を部下に言う。自分(上司)も昔そうだったから相手(部下)にも同じ教育をするのは間違っている。しかしそれが止められない上司は立派な理不尽上司に育っていく。日本の行く末が心配でならない。

 

こういった理不尽上司はとにかく褒めることが重要。「行動」を「本気」で褒める。

かつてミケランジェロは有名なダビデ像を作成中、王様に「鼻をもう少し低くしてくれ」と無理難題を言われ「ノミ」と「石膏」を持って像に近づき、修正した振りをすることで(一ミリも変えていない)王様の自尊心を満たしたエピソードは有名である。上司の自尊心を満たす(機嫌を取る)ことがコミュニケーションの本懐であると推奨。

 

そして上司の機嫌を取るには強い精神力が必須なので「自分」の機嫌を取る必要がある。自分の機嫌は「心」と「体」に分けて考える。心の健康を保つには部屋の掃除が必要不可欠。目に見える範囲の整理整頓を行うことで心はリラックスする。次に体は健康を保つこと。適度な運動(有酸素運動以外)と適切な食事(排泄が前提条件)で体がよく動けば心もフレキシブル(柔軟)に動く。

 

自分の機嫌を取り、上司の自尊心を満たし、部下に嫌われないようにすることが現代社会で必要とされるコミュニケーションスキルであると推量。