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日本の子育てがおかしい理由⑨

子育てに必要なのはスキルやテクニックではありません。覚悟です。

 

なぜなら覚悟を決めることで無意志が子供の気持ちをキャッチするからです。

 

自分の気持ちが解らないと子供の気持ちも解らない

悟りを覚えると書いて覚悟と読みます。覚悟を決めるとは何があっても子供の未来を守ると決めることです。「そんなこと当たり前だろ!」と思ったそこのあなた、その時点で出来ていません。子供の未来にコミットメントするには相当な努力が必要です。

まず本を読みましょう。大切なことは全て本に書いてあります。動画では背景や描写が掴めず学べません。読書の一番の学びは読む人によって受け取り方が違うことです。作者のメッセージをどう受け取るか?その受け取り方は読書量で変わってきます。読書量が増える=料理のレパートリーが増えるのと同じです。例えば失恋して読んだ恋愛小説と恋の相談を受けて学びたいと読んだ恋愛小説は受け取り方が違います。それは脳が受け取り方を変えているからです。脳が知識を知恵に変える瞬間に人間の成長があるんです。

子供に負けない体力を作りましょう。子供の体力は無尽蔵です。それは回復力が異常だからです。大人はエネルギー効率が良いので小食を目指しましょう。人間が最もエネルギーを消費するのは消化です。食事の消化活動に成人なら1600キロカロリー使います。厚生労働省の成人一日の摂取カロリーが2200キロカロリーなので約70%を消化に使っています。フルマラソン(49.195キロ)を走るのと同じカロリーを消化に使っています。小食が子育ての基本です。

阿頼耶識を泳いで過去の自分に話かけましょう。「心・技・体」と言いますが現代は「体・心・技」の順と推量します。子供を納得させる方法を皆さん全員持っています。なぜなら親になる前は全員子供だったからです。だから10歳の自分に会いに行きましょう。「時代が違うから問題や困難の質か違う」と言われますが3000年も前から人々の問題は変わりません。あなたが持っていた悩みと全く同じ悩みをお子さんは持っていますよ。それは、、、

なんで親は自分の気持ちが解らないんだ!」です。逆に聞きますがあなたの親は何でも自分の気持ちを理解してくれたという方いらっしゃいますか?

 

日本のコミュニケーション対象は「人」では無く「空気」

会議で意見を求められ、その時出た意見が的を射ていたとしても上司の求めた意見でなければ却下されます。これが日本の生産性が上がらい要因の一つです。また女性同士のコミュニティでも発言するのはいつも同じ人で意見は同意しか求められません。自分が信じているものは皆もそう思っていると物事の良い面や目立つ面しか見ようとせず、思慮に欠ける意見の同意しか求められない。「あれ?なんか前と言っていること違うな」と違和感を口にしようものなら「空気を読め」と圧力をかけられる。

日本のビジネスと子育てが進まないのは見えない空気が邪魔して人とのコミュニケーションを阻害しているからに他なりません。

職位やランクが上がれば纏う空気が変わって人が見えなくなります。これは肩書が上がると勝手に相手を持ち上げて自ら遜るからです。

 

まとめ

日本人のコミュニケーションは海に囲まれた日本国そのものだと考察します。日本は空気を読んでばかりで自分の気持ちを相手(諸外国)に伝えてないから外交で後れを取っています。子育ても同様です。子供に自分の気持ちを伝えていないから伝わらないんです。「宿題しなさい」「YouTube見ないで」はコミュニケーションでは無く、命令です。子供の時一番言われたくない言葉は「勉強しなさい」だったはずです。親になった瞬間、子供だったことを忘れて言われたくなかった言葉を子供に吐きます。その時子供がどんな思いをしているかは「元子供」だったあなたが一番良く知っています。10歳の自分と話せれば子育ての覚悟が決まります。子育ての覚悟を決めると無意志で子供の気持ちに共感(シンクロ)出来るようになります。子供の表情や仕草で思考を読み取れるようになります。その状態で子供に暗黙知言語化させられればコミュニケーションは深まります。

子供と話す前に「自分の子供時代」と会話をしましょう。