gizaemonnのブログ

価値観アップデートは楽しい

日本の子育てがおかしい理由⑪

子育てが辛い、厳しいと思うのは偏見でしかありません。

 

なぜなら子育ては楽しいからです。

 

日本の子育ては母親の修行という価値観に囚われている

「子育ては大変なもの」「親が楽に育児すると子供が自立しない」「みんなそうやって苦労して子育てしてきた」など前時代的なことをうんざりするほど聞かされ、育児を大変なものにしているのは日本の悪習でしかありません。祖父母世代は子育てで良かった部分を言わず、自分が大変だったことしか言いません。そのため子供を産みたくない(苦労したくない)若者を増加させておきながら少子化を懸念する。本末転倒ではありませんか?

前時代の子育てを楽しめなかった想念が現代人の少子化の繋がっていると考察します。特にテレビでは子育ての大変さばかりクローズアップされ、育児の楽しさ、面白さ、奥深さについてのエピソードが欠落しています。

これには自分達は苦労して子供を育ててきたというマウントを取りたい想念が見え隠れします。祖母、祖父の皆さんは子育てで自分が教わったもの、楽しかった思い出を後世に伝えて欲しいと強く願います。

 

女性同士のエンパシーは男性の想像のはるか上をいく

フレディみかこ氏著作「僕はイエローでホワイトでちょっとブルー」に出てくるエンパシー(共感)は他者の喜怒哀楽の感情を共有することです。著書では「他人の靴を履いてみる」つまり相手と同じ土俵に立ってなくても、もしその人の立場ならどうすると想像してみることです。

出産は女性にしか出来ず、子孫繁栄・自分の遺伝子を世に残すための一大イベントです。まだ出産経験の無い若者に出産・育児の経験がある方で伝え方の技術が無い人は子育てを語ると辛かった感情までセットで伝達してしまいます。

この時エンパシーによって子育てが事実より大変に女性に伝わっていることが女性の社会進出+少子化に繋がっていると考察します。

 

旦那さんと奥さんではパーソナルスペースが違う

子育て中の奥さんは多忙です。神経がすり減ってくれば旦那さんの悪習で許容していたことが見過ごせなくなります。(例:靴下と洗濯機に入れない・タオルをかけない等)

それは旦那さんへ愛情が減ったわけではなくパーソナルスペースが「夫婦」から「家族」になった証拠です。(子供の優先順位が上がる)

例)

社長が小学校時代の社長の友達を自分の会社で雇った場合は必ずと言って良いほど上手くいきません。それは友達のパーソナルスペースが従業員では無く、家族と認識して「やってもらって当然」「養ってもらって当然」と勘違いするからです。

夫婦なら許せる散財でも家族として子供を育てる運命共同体なら子供のために一円でも無駄遣いしないでと思うのは当然です。母親が子供を産むのが役目なら、子供にお金を残すのは父親の役目です。

 

まとめ

働いている女性は家に帰れば「母親」になります。旦那さんは仕事から帰ってきたら「社会人」から「父親(母親の全力サポーター)」になりましょう。

男性の子供に関われば「父性」が芽生えます。旦那さんのパーソナルスペースが母親同様「家族」になれば子育てで(悩みはあっても)イライラすることは激減します。

家族になろうよ by福山雅治