gizaemonnのブログ

価値観アップデートは楽しい

日本の子育てがおかしい理由㉑

本当のコロナ被害者は日本の将来を担う子供達です。

 

なぜなら子育てで必要な「手間」が損失したからです。

 

 

①実家は最高の学び場

日本の子育ての苛烈さは核家族化の広がりが原因の一旦と考察します。サザエさんちびまる子ちゃんでも複数家族の同居は子育てにとって大きなアドバンテージであったことは想像に難くありません。

たくさんの大人に囲まれて生活していると大人という一括りでは無く、大人でも一人一人「違う人格」が存在するし、数々の矛盾を抱えて生きていることが肌で実感出来ます。

子供は自分を知っている大人に相対することでその大人の価値観を肌感覚で察知します。小学校低学年の男の子や幼稚園の年長さんの女の子は決まって大人の関心を奪いたい時に大人のスマホを持っていきます。

それは大人が大切にしている、取られたくない物を子供は解っているんです。昭和時代は「財布」で平成・令和は「スマホ」と時代によって子供が奪いに来る大人の関心(価値観)は変化していることが読み取れます。これは時代に合わせて価値観が変わっていることに子供の方が迎合している証拠です。

大人になると洞察力や推理力を経験や理論・テクニックで習得します。子供は理屈では無く、五感を使った無意識で大人の機嫌や価値観を読み取ります。子供の考えは合理性がありませんが、この直感に頼る行動を多く行った子供が強大なレジリエンス(再起力)を手に入れます。

 

 

②昔の子供は多くの大人の手で支えられていた

子供が親の実家に行くのを楽しみする理由は「環境が変わること」「祖父母に会えること」「お小遣いがもらえること」です。親は「久しぶりの実家で休める」ことに尽きます。

祖父母も孫には優しい家が大半です。祖父母は子育て(孫育て)をしていないから子供に対しては寛大です。子供も自分に対して寛大な大人を拒む子は少ないと考察します。

人間はバイオフォトンという微量なエネルギーを発しています。これは人それぞれ固有の波長を出しています。この波長が合う人は気が合う人で、落ち着きます。逆に人の気を奪っていく人もいます。人見知りな子供は無意識がこの人とは気の波長が合わないから近づかない方がいいと警告を出していると考察します。波長の合わない人と一緒にいると疲れるから無意識がガードしてくれているのです。

逆に親族は人見知りな子供に気の波長を合わせてくれるので(無意識に)人見知りな子供も安心して一緒にいられます。

人見知りな子供には声のかけ方や優しい笑顔、ミラーリング(同調効果)で気の波長を調整して仲良くなりましょう。

 

③未来の子育て予想

実家まで距離があり、コロナ禍で帰省し出来なかった小学生はせっかくの人格形成に礎になる経験を損失したと考察します。楽しみにしていた子供の無意識の悲鳴と日本の将来に対する不安をヒシヒシと感じます。

「手間」とは手の間(あいだ)と書きます。人と人とは程よい間合いが必要で近すぎず、遠からずの距離感のバランスが重要です。武道や格闘技でも自分の間合いで戦うことが必勝の策と言えます。政府の提唱するソーシャルディスタンスによって無理やり離された距離感は日本の将来に大きな闇を落としたと推量します。

咳をしただけで必要以上に避けてくる人や、ワクチン未接種の人に対する圧力など心の距離感も以前より広がったと考察します。

人と人との距離が広がると間合いが遠のいて人の背景(内情)が見えなくなります。近ければ見えた背景が見えないことで「嫉妬・妬み・嫉み」に繋がるのです。例えば大学に受かった中学の友達がいれば「羨ましい」と思うかもしれませんが、自分の家族ならどれだけ子供の勉強で周りの時間とお金を費やしたか解ります。

つまり「嫉妬・妬み・嫉み」は相手の背景(内情)が解らないから発生するのです。「手間」という字の「手の間(あいだ)」が遠のくことで助けることもままならなくなります。手を差し伸べるにしても近づかないと手が届かないからです。

 

 

 

まとめ

今後はメタバースなどのVRによって教育やコミュニケーションの方法は劇的に変わってくるとは予想されます。VR空間でどんな危ない経験でもケガが無く安全な経験が出来ることは親としてはありがたいです。

しかし人間の視覚は感覚の87%と大きい構成比を持っていますが残りの13%で感じる感覚も無意識がしっかり蓄積をします。視覚以外で得られる情報。五感をフル活用することで獲得出来る経験は何物にも代えがたい貴重な体験として無意識に貯蔵されることでしょう。

何度も言っていますが日本の教育の根幹は「リスク回避」です。

コロナに引き続き、VR教育も子供達の安全安心と引き換えに距離感と学びが減少するのではないかと心配です。

すれ違いで喧嘩しても仲直り出来るのは学生の特権です。大人になって社会に出れば漫画のように殴る合いで物事が解決することはありません。

子供のうちからリスクコントロールを教育するのが子育てのにとって重要だと推奨します。