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日本の子育てがおかしい理由24

理想の親とは自分達人な人です。

 

なぜなら自分の機嫌を自分で取れるからです。

 

①大人の方が感情の起伏が激しい

日々の大変な仕事をこなしながら家事・育児まで行っている日本人の両親は基本感情の起伏が「ジェットコースター」です。

家に帰るまでは「今日は怒らない」「イライラしない」など高尚な誓いを立てて帰宅しますが「宿題をしていない」「服を脱ぎっぱなし」など生活のために働いているのに親の心子知らずと言った、傍若無人な子供の態度に高尚な誓いは無駄に終わることが多いと考察します。

この時両親で先に帰宅した母親がイライラしていると後から帰った父親に飛び火して父親も機嫌が悪くなります。

もう少し深堀りすると子供が怒らせるようなことが無かったとしても母親は「過去の出来事」を思い出してイライラします。

これは無意識が過去のシチュエーションを呼び起こし、その時の感情までも如実に思い出しているからです。こうなると怒りのハードルが下がるので何をやっても怒り出します。

つまり大人は怒った経験が多い分、怒りのストックを大量に持っているということです。さらに怒りに賞味期限は無いので浄化しなければ天に召されるまでずっと持ち続けるのです。

⓶大人の方が矛盾を多く秘めている

子供は知識に乏しいので親の理屈は解らなくても親の気持ちは解ります。親がして欲しいことはしませんが、親が喜ぶことはしたいと思います。

このことから子供達の無意識は大人の感情(無意識)を読み取り、親の考え(理屈)は解らないということになります。

であれば、子供が親に求める能力は子供に上手に生きるコツを教えることでは無く、子供に対して上機嫌な親であることです。

にも拘わらず教育と銘打って子供に感情をあてる親が日本は多すぎます。家庭内の不穏や愁訴がその空間に充満することでリビングという憩いの場所が怒りの場所になってしまうのです。

 

 

③感情のコントロール方法

怒る内容は違っても、怒る時間と場所は大体似通ってくるのは怒りの波動を部屋と物が吸収して大人の無意志に飛び火しているからです。

まず物を片付けましょう。整理整頓は捨てることから始まります。ミニマリストや断捨離が流行ったのには理由があります。

人間は散らかった物を見ると攻撃的になります。夫婦がお互いにイライラするのは相手が悪いわけではなく散らかった部屋と多すぎる物が両親の無意識に攻撃をしていたのです。

これを放置すると子供に何か注意する時、感情が入ってしまいます。子供は「そんな言い方しなくても、、、」と思っても親には言えません。親の感情論(本能)に理性とロジカルシンキングで返せる子供はいません。当然感情で返すので感情と感情の戦いになります。

親は感情で子供に接してはならないのです。だから親は感情をコントロールしなければなりません。

感情のコントロールは親の我慢では無く「怒り」「謗り」を多く含んだ部屋のいらない物を片付けることで収まります。

 

まとめ

子供が親のいうことを聞かないのは親の負の感情から自分の身を守っているからです。親に勉強しなさいと言われるとしたくなくなるのは子供の無意識が親の負の感情から子供の心を無意識に守っているからです。

大人が言っていることは間違ってはいません。しかし理性と感情は5対95と圧倒的に感情(無意識)が強く、子供は感情しか受け取りません

つまり子供のいうことを聞かせたかったら、大人が自分の感情(無意識)をマネジメントして「自分達人」になるしかありません。自分達人は「体」=健康で「技」=学び(教養)があり「心」=無意識(本能)をマネジメントして、いつも元気で朗らかな(上機嫌な)人を指します。理知的であっても決して知識偏重型では無く、多種多様な価値観をそのまま受け入れる大きな器を持った人です。これが理想の親だと推量します。

親のコントロール欲求を抑え、子供に考えさせる。本人がどうしても嫌がるなら第三の新たな道を模索する。誰でも人に言われたことよりも自分で考えた方法を試してみたいものです。

 

子供に伝えて行動が変われば、家族が好循環で回り始めます(スパイラルアップ)そうすればどんどん運気も良くなり、家族みんな笑顔で過ごせます。