日本の子育てがおかしい理由24
理想の親とは自分達人な人です。
なぜなら自分の機嫌を自分で取れるからです。
①大人の方が感情の起伏が激しい
日々の大変な仕事をこなしながら家事・育児まで行っている日本人の両親は基本感情の起伏が「ジェットコースター」です。
家に帰るまでは「今日は怒らない」「イライラしない」など高尚な誓いを立てて帰宅しますが「宿題をしていない」「服を脱ぎっぱなし」など生活のために働いているのに親の心子知らずと言った、傍若無人な子供の態度に高尚な誓いは無駄に終わることが多いと考察します。
この時両親で先に帰宅した母親がイライラしていると後から帰った父親に飛び火して父親も機嫌が悪くなります。
もう少し深堀りすると子供が怒らせるようなことが無かったとしても母親は「過去の出来事」を思い出してイライラします。
これは無意識が過去のシチュエーションを呼び起こし、その時の感情までも如実に思い出しているからです。こうなると怒りのハードルが下がるので何をやっても怒り出します。
つまり大人は怒った経験が多い分、怒りのストックを大量に持っているということです。さらに怒りに賞味期限は無いので浄化しなければ天に召されるまでずっと持ち続けるのです。
⓶大人の方が矛盾を多く秘めている
子供は知識に乏しいので親の理屈は解らなくても親の気持ちは解ります。親がして欲しいことはしませんが、親が喜ぶことはしたいと思います。
このことから子供達の無意識は大人の感情(無意識)を読み取り、親の考え(理屈)は解らないということになります。
であれば、子供が親に求める能力は子供に上手に生きるコツを教えることでは無く、子供に対して上機嫌な親であることです。
にも拘わらず教育と銘打って子供に感情をあてる親が日本は多すぎます。家庭内の不穏や愁訴がその空間に充満することでリビングという憩いの場所が怒りの場所になってしまうのです。
③感情のコントロール方法
怒る内容は違っても、怒る時間と場所は大体似通ってくるのは怒りの波動を部屋と物が吸収して大人の無意志に飛び火しているからです。
まず物を片付けましょう。整理整頓は捨てることから始まります。ミニマリストや断捨離が流行ったのには理由があります。
人間は散らかった物を見ると攻撃的になります。夫婦がお互いにイライラするのは相手が悪いわけではなく散らかった部屋と多すぎる物が両親の無意識に攻撃をしていたのです。
これを放置すると子供に何か注意する時、感情が入ってしまいます。子供は「そんな言い方しなくても、、、」と思っても親には言えません。親の感情論(本能)に理性とロジカルシンキングで返せる子供はいません。当然感情で返すので感情と感情の戦いになります。
親は感情で子供に接してはならないのです。だから親は感情をコントロールしなければなりません。
感情のコントロールは親の我慢では無く「怒り」「謗り」を多く含んだ部屋のいらない物を片付けることで収まります。
まとめ
子供が親のいうことを聞かないのは親の負の感情から自分の身を守っているからです。親に勉強しなさいと言われるとしたくなくなるのは子供の無意識が親の負の感情から子供の心を無意識に守っているからです。
大人が言っていることは間違ってはいません。しかし理性と感情は5対95と圧倒的に感情(無意識)が強く、子供は感情しか受け取りません。
つまり子供のいうことを聞かせたかったら、大人が自分の感情(無意識)をマネジメントして「自分達人」になるしかありません。自分達人は「体」=健康で「技」=学び(教養)があり「心」=無意識(本能)をマネジメントして、いつも元気で朗らかな(上機嫌な)人を指します。理知的であっても決して知識偏重型では無く、多種多様な価値観をそのまま受け入れる大きな器を持った人です。これが理想の親だと推量します。
親のコントロール欲求を抑え、子供に考えさせる。本人がどうしても嫌がるなら第三の新たな道を模索する。誰でも人に言われたことよりも自分で考えた方法を試してみたいものです。
子供に伝えて行動が変われば、家族が好循環で回り始めます(スパイラルアップ)そうすればどんどん運気も良くなり、家族みんな笑顔で過ごせます。
日本の子育てがおかしい理由㉓
子育てを怖がってる人は子育てで失敗したくない人です。
安心して下さい。子育てに失敗はありません。
なぜなら「親」になれば子育てに失敗は無くなるからです。
①人生に失敗は存在しない
「失敗は成功の母」という言葉があります。かの有名な発明王エジソンは1万回の失敗を「失敗は無い。上手くいかない方法を1万通り発見したのだ」と言い表した。
つまり失敗はそのまま放置すれば失敗のままですが、失敗から学び改良することで正解に辿り着けるということです。失敗を途中結果に書き換えることで人生に失敗は存在しないことになります。
例えば就職活動の時、学生時代にサッカーで優秀な成績を残していたがプロよりサラリーマンの方が安泰と言われ、後ろ髪を引かれる思いでサラリーマンになったもののやはりサッカーに未練があれば何歳からでもサッカーをすれば良いんです。
この時考えなければならないのはサッカーを職業にするでは無く、サッカーが好きでサッカーをするならどこでも、誰とでも出来るということです。
人生は選択の連続で失敗は選択した結果が想定と違っていたことに起因します。この時レジリエンス(再起力)のある人はすぐ反省して目標の修正を行います。まずは飛び込んでみないと見えない景色があります。そこには「痛み」も伴うでしょう。そして目的が「サッカーをする」ことなのか「サッカー選手になる」ことなのかを見極めましょう。
その先に大きなリターン(利益)があるなら迷わず進むべきです。そうしてトライ&エラーを繰り返して正解を手繰り寄せましょう。
⓶善悪は存在しない
「神を信じるということは悪魔も信じること」になります。神は完全な「善」ですが聖書では神が人々に残忍な仕打ちを行う場面がしばしば描かれています(ノアの洪水やバベルの塔)
人は良いことがあれば神に感謝し、悪いことがあれば悪を憎みます。運が良い・悪いは日頃の行いから結びつきを勘案します。
しかし自分にとっての正義は誰かにとっての悪になります。
つまり善悪は受け取り側が勝手決めているのです。
どんな事柄にも多面性があり、見方によって正義は脆く移ろいやすい存在です。例えばずっと幸福ばかりが続くと些細な障害を疎ましく思います。
現代は一世代前には考え付かない程、簡単に情報にアクセス出来ます。確実に幸福なはずなのにちょっと電波が悪くてネットが繋がらないだけで確実にストレスになります。これは自分が思う当たり前(常識)が覆された時に誰もが感じることですがネットが無かった時代はこんなタイムラグぐらいで目くじらを立てる人はいなかったでしょう。
つまり便利になった分、人々の心の余裕はすり減ったと言えます。便利は完全な「善」では無く、タイムラグを許せない「悪」を生み出したと言えます。
③恩返しは呪い
「親孝行したいときに親はなし」という諺があります。子が親の有難みを知り、孝行する頃には親は他界しているという意味ですが親に育てられて親に「恩」を感じるのは日本の悪しき文化です。
親孝行は後輩に食事を奢るべきところを先輩の分まで後輩が支払いをする行為です。どこの国で自分より安い給料の部下に奢ってもらう上司がいますか?あなたは学生の子供に1万円のディナーに連れてってもらいたいですか?(学生は水しか飲まない状態で)
親ならば自分は親(祖父母)の面倒は見ても自分の面倒は自分で見る。子供が親になったら全ての愛情を子供(孫)に注ぐように教育することが子育てであると強く推量します。
親が子を育てるのは人間に限らず、動物でも同じで無意識に刷り込まれた本能です。そこに「恩」という名の「呪い」をかけた親孝行は日本特有の負の遺産です.
④気の合う人は引き寄せ合う
前時代は価値観が単純で会社での出世がいい人生のロールモデルでした。しかし、給与所得が30年間同じということは出世して成功した人が少ない。つまりサラリーマンでは高所得が難しいことが示唆されます。
現代人は前時代の人間からは「やる気が無い」「熱意に欠ける」と言われますがそもそも労働者の目標は生涯賃金の向上です。頑張っても給料アップが頭打ちならそもそも頑張る意味がありません。
つまり現代人の方が時代のニーズに合わせて働き方を省エネモードに合わせているのです。
子育ても一緒で、昔から「友達100人作ろう」とスローガンがありますが現代はSNSでの繋がりの方が濃いので対人スキルより文章スキルの方が尊ばれます。
第一、100人の友達ということは自分の無意識の波動を100通り使わないと出来ません(波動は指紋同様全員違います)
対人関係は全てこの波動を無意識で合わせることで「気が合う」に仕立てています。気が合う人とは街中では遭遇する確率が上がります。これは無意識が覚えたての気の波長が合う人を引き寄せるからです。
友達100人作りましょうでは無く、誰にでも自分から挨拶しましょうとスローガンを変えて欲しいと切望します。
まとめ
「行動しない人は失敗をしたくない人」です。同様に子育てを失敗したくない人は親に成れていない人です。親という字は「木の上に立って見守る」と書きます。親になれない人は木から降りて子供の人生を自分の価値観で荒らす人です。
親になるとは子育て時期(同居)だけでなく天に召されるまで子を「木の上に立って見守る」覚悟を決めることです。老後生活の保険のために子供の命の時間を削るのはナンセンスです。子育てを自分が天に召されるまで継続する覚悟が「自分」を「親」にします。別居していると放念してしまいますが子供からすれば老いても親は親なんです。
正直な話、現代のような「コスパ < タイパ」時代なら親(祖父母)が天にめまで介護を必要としない方が子育て(孫育て)に大きなアドバンテージがあります。子(孫)のために親(祖父母)孝行を断る勇気と行動を持ちましょう(健康寿命を伸ばす・夫婦で仲良くしていつまで若々しく保つ等)
子育てに失敗したと思う人は後悔ばかりしている人で最終的には自分が親だから子供に迷惑をかけたと自分を責めます。
ゲームを禁止しなければ良かった。もっとかまってあげれば良かったと思ってしまうかも知れませんがたった一つ言えることはその子の親は自分しかいないことです。その自分がその時子供のために判断したことは間違っていません。失敗だと思ったらこれからも行動して失敗を成長のための礎にすれば良いだけです。
時間を巻き戻すことが出来ませんがこれからの人生を書き換える(失敗を成功の母にする)ことに遅いということはありません。例え100歳でも同様です。
今(現在)を変えたかったら先(未来)を見据えた行動を起こすしかありません。皆さんの行動を心から応援しています。一緒に頑張りましょう。
日本の子育てがおかしい理由㉑
本当のコロナ被害者は日本の将来を担う子供達です。
なぜなら子育てで必要な「手間」が損失したからです。
①実家は最高の学び場
日本の子育ての苛烈さは核家族化の広がりが原因の一旦と考察します。サザエさん、ちびまる子ちゃんでも複数家族の同居は子育てにとって大きなアドバンテージであったことは想像に難くありません。
たくさんの大人に囲まれて生活していると大人という一括りでは無く、大人でも一人一人「違う人格」が存在するし、数々の矛盾を抱えて生きていることが肌で実感出来ます。
子供は自分を知っている大人に相対することでその大人の価値観を肌感覚で察知します。小学校低学年の男の子や幼稚園の年長さんの女の子は決まって大人の関心を奪いたい時に大人のスマホを持っていきます。
それは大人が大切にしている、取られたくない物を子供は解っているんです。昭和時代は「財布」で平成・令和は「スマホ」と時代によって子供が奪いに来る大人の関心(価値観)は変化していることが読み取れます。これは時代に合わせて価値観が変わっていることに子供の方が迎合している証拠です。
大人になると洞察力や推理力を経験や理論・テクニックで習得します。子供は理屈では無く、五感を使った無意識で大人の機嫌や価値観を読み取ります。子供の考えは合理性がありませんが、この直感に頼る行動を多く行った子供が強大なレジリエンス(再起力)を手に入れます。
②昔の子供は多くの大人の手で支えられていた
子供が親の実家に行くのを楽しみする理由は「環境が変わること」「祖父母に会えること」「お小遣いがもらえること」です。親は「久しぶりの実家で休める」ことに尽きます。
祖父母も孫には優しい家が大半です。祖父母は子育て(孫育て)をしていないから子供に対しては寛大です。子供も自分に対して寛大な大人を拒む子は少ないと考察します。
人間はバイオフォトンという微量なエネルギーを発しています。これは人それぞれ固有の波長を出しています。この波長が合う人は気が合う人で、落ち着きます。逆に人の気を奪っていく人もいます。人見知りな子供は無意識がこの人とは気の波長が合わないから近づかない方がいいと警告を出していると考察します。波長の合わない人と一緒にいると疲れるから無意識がガードしてくれているのです。
逆に親族は人見知りな子供に気の波長を合わせてくれるので(無意識に)人見知りな子供も安心して一緒にいられます。
人見知りな子供には声のかけ方や優しい笑顔、ミラーリング(同調効果)で気の波長を調整して仲良くなりましょう。
③未来の子育て予想
実家まで距離があり、コロナ禍で帰省し出来なかった小学生はせっかくの人格形成に礎になる経験を損失したと考察します。楽しみにしていた子供の無意識の悲鳴と日本の将来に対する不安をヒシヒシと感じます。
「手間」とは手の間(あいだ)と書きます。人と人とは程よい間合いが必要で近すぎず、遠からずの距離感のバランスが重要です。武道や格闘技でも自分の間合いで戦うことが必勝の策と言えます。政府の提唱するソーシャルディスタンスによって無理やり離された距離感は日本の将来に大きな闇を落としたと推量します。
咳をしただけで必要以上に避けてくる人や、ワクチン未接種の人に対する圧力など心の距離感も以前より広がったと考察します。
人と人との距離が広がると間合いが遠のいて人の背景(内情)が見えなくなります。近ければ見えた背景が見えないことで「嫉妬・妬み・嫉み」に繋がるのです。例えば大学に受かった中学の友達がいれば「羨ましい」と思うかもしれませんが、自分の家族ならどれだけ子供の勉強で周りの時間とお金を費やしたか解ります。
つまり「嫉妬・妬み・嫉み」は相手の背景(内情)が解らないから発生するのです。「手間」という字の「手の間(あいだ)」が遠のくことで助けることもままならなくなります。手を差し伸べるにしても近づかないと手が届かないからです。
まとめ
今後はメタバースなどのVRによって教育やコミュニケーションの方法は劇的に変わってくるとは予想されます。VR空間でどんな危ない経験でもケガが無く安全な経験が出来ることは親としてはありがたいです。
しかし人間の視覚は感覚の87%と大きい構成比を持っていますが残りの13%で感じる感覚も無意識がしっかり蓄積をします。視覚以外で得られる情報。五感をフル活用することで獲得出来る経験は何物にも代えがたい貴重な体験として無意識に貯蔵されることでしょう。
何度も言っていますが日本の教育の根幹は「リスク回避」です。
コロナに引き続き、VR教育も子供達の安全安心と引き換えに距離感と学びが減少するのではないかと心配です。
すれ違いで喧嘩しても仲直り出来るのは学生の特権です。大人になって社会に出れば漫画のように殴る合いで物事が解決することはありません。
子供のうちからリスクコントロールを教育するのが子育てのにとって重要だと推奨します。
日本の子育てがおかしい理由㉑
子育てがしんどい方は子供に「気」を使い過ぎています。
なぜなら大人は「気」を回復するのがしんどいからです。
①「気」を使うと疲れる
人と人とが一緒にいる集団では必ず摩擦があり、それを円滑にするため気を使います。日本は「リスク回避型」つまり争いを未然に防ぎたい、相手が怒るのを極端に回避したい民族です。
この狭い島国ではそれが生存戦略だったのですが時代が変わり、価値観も多様になった現代、考えを改めなければならないと考察します。
親離れ(祖父母)していない人は気を吸い取る人達です。親(祖父母)に気を使ってもらえなかった分、社会から搾取しようという輩が日本は本当に多いのが日本人の特徴です。
社会からの搾取なのであなたが離れて距離を取れば他の人から気を奪います。そういう人は毎日不平不満を吐きます。確かに不平はありますが日本は極めて公平な国です。水道水が飲める、医療、交通、生活インフラが整った最高の国です。最高の国のちょっとした不平を探すより自分達の国の良いところを海外に発信した方が建設的です。
狭い国なのでみんなで日本を見ると粗が見えるかも知れませんが世界から見れば日本は優秀で豊かな国です。
自国の見直しと尊厳の復活が世の中の愁訴(言葉にならない不穏)を払拭し自身が恵まれている・愛されている感覚が共有できれば気を遣う・気を吸い取れれることが減少すると推量します。
②気遣いは無意識に配分されている
気の合う子供と気の合わない子供がいます。「お腹を痛めた子供だから気が合わないなんでありえない」と反論が返ってきそうですが、反論を言う方の子供は母親に好かれようと子供が気を使っている可能性を示唆します。
兄弟がいる場合、上は言うことを聞いて下とは馬が合わない。または逆の場合が散見されます。
それは言うことを聞く子供には優しく接して、聞かない子供には厳しく接していてそれに母親は気付かず、子供が察している場合がほとんどです。
例)
2歳の次男がお片付けが出来て「○○君凄いね!」
5歳の長男が対抗してお片付け「そんの出来て当たり前でしょ」
そんなこと言ってない、私は5歳の子供にも「○○君偉いね!」と言っていますと言うあなたに質問です。その誉め言葉に込めた気(エネルギー)は2歳児と5歳児で同じ熱量ですか?違うはずです。
子供は親が発する気の熱量の差に敏感なんです。子供は褒められた次男と同じ行動をしたのに貰える賞賛が次男より少ない。頑張れなくなります。また母親としては今まで手をかけてきた歴史があるので次男ほどのエネルギーを長男に与えられないのは当然です(母親が大変なことは子供は解らない)
③気の回復の仕方
自分の時間を作ることが気を回復させます。日本人は動いていないと評価されないという想念に支配されています。母親には「何もしない」時間が必須です。その時間に気を回復するのです。旦那さんは奥さんの何もしない時間を大切にするか家族サービスを考えましょう。
また保育園・幼稚園など他人に預けることは子供にとっても親にとっても大変良い経験になります。是非積極的に預けて休みましょう。
余談ですが子供は親の言うことは聞かないのに良い先生の言うことは聞きますといった事例がよく報告されます。良い先生の条件は「平等である」ことです。一定のルール出来たら褒める。褒める熱量が「平等である」ことが良い先生の条件です。
親は子育てのバックグランドがるのでエネルギーの差し引きを無意識にやってしまいます。昔忙しい時に手間がかかった。身体が弱くて自分の時間を奪われたなど、、、可愛い我が子ながら育ての苦労を無意識が蓄積している分、相手に使える気(エネルギー)が減ってしまうです。
ですが良い先生に子育てのバックグラウンドは存在しません。育ての苦労が無いので平等に評価が出来ます。この平等が子供の心を打つのです。
まとめ
評価を人間がする以上、不公平は必ずおきます。子育てよりも、社会人だとさらに顕著に出ます。社会ではタイトル(職位)でしか人は見られません。タイトルが低くても素晴らしいアイデアや考えを持っている方はたくさんいます。タイトルでしか判断出来ない人は事実が見えていない人です。
逆に言えば子供の教育に必要なレジリエンス(再起力)は人や感情と言った不安定な要素では無く時代の変化・事実に基づいて決断出来る社会人への育成に他なりません。
そんためには親は自分の休み時間を大切にして気を回復して子供に接することが世の中の景気をV字回復させる礎になるでしょう。
気の消耗が激しいのはあなたの動きが激しいのが原因の一つです。ゆったりした時間、森など自然の空間に五感で触れることで焦った気が落ち着き回復に向かうでしょう。もっと無意識を休ませることが子育てには必要です。
子育てを楽しくさせるために楽をしましょう。
日本の子育てがおかしい理由⑳
子育て中の親に必要なのは無意志の洗濯です。
なぜなら洗濯は毎日しないと汚れ物が溜まるからです。
①満たされないと施せない
子育て中の親は多忙です。家事、育児、食事の献立、家族の健康管理など多岐に渡ります。
母親の一番大切にしなければならない時間は自分だけの自由時間です。
結論:(残念ながら)自分の時間を削って相手に施しても全く伝わりません。
逆に余計なお世話と言われたことはありませんか?それは満たされていないからです。
ホームレスが一万円を恵んでもらう場合、ギリギリの生活の人に自分達のご飯を我慢して恵んでもらう一万円と裕福なお金持ちから恵んでもらう一万円なら気兼ね無く(罪悪感が無い)もらえるお金持ちを選択するでしょう。
つまり施しを受ける側は与える側の背景と心情を見ているんです。「本当にもらっていいのかな?」と思います。これは一万円が価値があることだと認識しているからです。
子供も旦那さんも奥さんが大好きです。大好きな母親が自分のために骨身を削った施しには腰が引けて「そんなに無理しないでいいよ」と言ってしまうのです。
母親から欲しいのは「ありがとう」と感謝の気持ち(行動)なのですが満たされていない施しからは「小さな親切大きなお世話」に繋がってしまうのです。
②忘却は無意識の優しさ
精神的自律が出来てくると自分の無意識の邪気が減り、視界が開けてきます。この感覚になった時「自分は意外に無理して生活していたんだ」と思い返せます(フィードバック)
このことを覚えて定期的に無意識を洗い清めるとパートナーや子供の見えない背景(環境)に興味が出てきます。
相手の反応や多くの情報を持つ無意識は環境に左右されます。つまり奥さんが見ていない旦那さんの職場や子供同士の間で嫌なことがあったのかな?と想像することが出来ます。
自分のことで精一杯の人は相手のことが見えません。心の矢印が自分に向いている人は自分を責めてしまいます。他人がいると自分を責めた分、他人を責め出します。
その本心は「何で自分がこんなに苦しんいるのに解らないの?」が大半です。
これは自分自身の無意識と対話しないと解決しません。自身の愁訴(自分でも解らない言葉に出来ない不穏)の答えは他人は持っていませんが自分の無意識は全ての答えを持っているのです。
解らないのは忘れているからです。あなたが悲しまないように無意識が隠してくれているのです。
忘却はあなたへの無意識のプレゼントなのです。
③子育ては親の自律から始まる
優れたリーダーと周りに言われる人はどんな多忙な時でも笑顔な人です。
ここで重要なのは楽だから笑っているので無く、大変な中でも周りに安心感を与えるため+自分を鼓舞するためにリーダーは頑張って笑顔を作っているんです。
辛い時に不平不満を言うのは小学生でも出来ます。辛い時に「もう嫌だ」「会社は何してんだ」と言う上司より「嬉しい」「楽しい」「大好き」と周りに言える人の部下になりたいと皆さん思うはずです。
残念ながらそんな人会ったことが無い!
と思ったら自分が成れば良いんです。
あなたの無意識は「人に好かれたい」「認められたい」と思っています。無意識がそれを望んでいるのに行動出来ないのは同じく無意識に行動を抑制している要因があります。
それが10歳の自分です。学校や家庭で何かがあって10歳の自分はこう言ってきます。
「こんなに苦しんでいるのに誰も助けてくれなかった!」
「なのにどうして自分は相手を助けなければならない?」
「そんなの理不尽だ!!不公平この上ないじゃないか?」
そしたら現在の自分は10歳の自分が望んだ理想の大人に成れば過去の悔恨は断ち切れます。
そうすれば過去辛かった思い出は自分を成長させるための材料だったと認識をアップデート出来ます。
自律はまず親が出来なければ示しがつきません。
まとめ
世の中が理不尽なのでは無く、人の思い込みが理不尽な結果を作り出しているのです。「子供が言うことを聞かない!」「どうせ何言っても意味が無い!!」「政治家や官僚や社会全体が悪い!!!」と言葉に発すると無意識はその言葉を蓄積します。
無意識は他人に向けた言葉と自分に向けた言葉が区別出来ないので悪態は自分に返ってきます。そうすると「こんなに頑張ってるのに何で認められないんだ!」となります。それは自分の無意識を自分で汚して洗っていないからです。
汚れ・淀み・邪気は無意志が吸着して汚いシャツのようになっています。そんなシャツをも着て、もし誰かに可視化されたら恥ずかしくなりませんか?
日本は神社やお寺が多く、仏教も盛んな国です。仏教ではこの汚いシャツを毎日洗って健やかに過ごすスキームが満載です(著者は三代続いた厳格なクリスチャンです)
シャツの洗い方が分かれば、子供や旦那さんに汚されても毎日笑顔でいられます。
つまり毎日笑顔が作れる母親が最強(有能な家庭のリーダー)なのです。
笑顔は誰でも作れます。いつからでも作れます。今すぐ笑顔を作って家族を元気にしましょう(笑)
日本の子育てがおかしい理由⑲
人間の歴史は争いの歴史です。最初の争いは必ず「親子喧嘩」です。そして親子喧嘩の発端は親から始まります。
なぜなら争いの原因は親が作っているからです。
①権力を持つと使いたくなる
プーチン大統領のウクライナ進行も含め、争いは全て時の権力者が起こしています。周りは話し合いで決めれば良いのに、、、と思うでしょうが利権が絡むとそうは言えません。
仕事に置き換えるとあるプロジェクト進行中で2名の部下が馬が合わず、罵り合っていた場合どう対処するか?下記の例をご覧下さい。
例)
部下Aは仕事は早いが先輩に対して敬意が欠ける。部下BはAより先輩でAの態度と敬意の無さを毎日課長に報告に来る。
このことを課長が部長に相談すると「お互い話をさせて膿を出させろ」「言うこと聞けないなら解雇しろ」と指示が返ってきました。
そこで部長が言うようにお互い話を出させ、部下Aには先輩に対して敬意払うようにと注意すると部下Aのモチベーションが大きく下がりチーム全体の生産性も下がりました。さらに部下Bは味を占めて他のメンバーの悪評を課長に言うようになりました(数年後部下Aは会社を辞めて独立しました)
この例えで一番の肝は部長はご満悦(問題を解決したと思っている)であることです。部長は自分に自信が無いので自分が部下をコントロール出来ているかどうかでしか自分を測れません(コントロール欲求)
部長年代は誰に聞いても白黒決着をつける方法を指示します。なぜなら考えるのが面倒で自分に責任が回ってこないからです。日本の生産性が上がらないのは有能な人材を減らし、意見を言わないイエスマンを増殖させる企業の中間管理職が原因と考察します。
②リーダーは個々の問題に首を突っ込まないで環境を作るべき
では上記の場合はどうすれば良かったでしょうか?答えは簡単で「解決しない」が最善策です。
部下Bに対してAの文句を言うなと指示をすれば課長を飛び越えて部長に「課長が話を聞いてくれません」と訴えるでしょう。そうすれば部長から物凄い勢いで叱責させることは想像に難くありません。
この場合は部下Bのコアメッセージを聞くことに注力します。傾聴とコミュニケーションで心のガードを下げてさらに拝聴するとプライベートが上手くいってなくてイライラして部下Aの態度に腹が立った(怒りのハードルが下がっていた)という事実に辿り着きます。
ここで重要なのは部下Bの感情(無意識)を先に知ることです。部下Bも自分が口にするまでプライベートが辛かったことを忘れているんです。これを「ヒステリー性健忘」と言います。もし部下Bの気持ちを無視すれば話を聞いてくれない上司として認定されてしまいます(一旦認定されるともう覆ません)
逆に傾聴により話を聞いてもらった感覚があれば相手に感謝の念が生まれ、心のうちを吐露すれば自分自身の無意識が自分の心のハードルを元の位置に戻してくれます。
この状態でリーダーはチームのビジョン(共通目標)を設定することで部下BはAを見ることが減り、課題解決が促進します。
水は貯めておくと濁ります。流れを作ることで新鮮な水が循環します。そこに多少濁った水が紛れても流れが新鮮な水にしてくれます。
権力者がすべきことは流れを作る(環境を作る)ことで部下の問題を解決することではありません。部下の問題は上司には解決出来ないからです。
なぜなら部下の問題は部下が解決しないと解決にならないからです。
③清濁併せ吞めない親が争いを産む
子育てに置き換えると子供が言うことを聞かないと親は「制限をかける」「言うこときくまで繰り返す」「暴力・暴言を吐く」となります。
実際子供に強引にやらせても長続きはしませんし、言えば言うほやる気は削がれていきます。これを心理的リアクタンスといい、反発されることで親の無意識は子供に対して攻撃的になり親子喧嘩に発展します。
目的を再確認すると子供と喧嘩(親を認めさせたい)したわけでは無く、子供の自律のために勉強が必要で「今」やって欲しいということです。
それならビジョンを決めて勉強する環境を整えることが親のすべきことと考察します。将来安定した生活を望むなら企業に入るために勉強してある程度の学校に行く必要がある。そのためには朝、起きてから30分の勉強と帰宅後の30分の勉強が必要。それ以外は自由時間と決めておけば良いのです。
親から見れば「すきま時間にスマホを見ているなら勉強しろ」と思うでしょうがそういった環境を作ることで、それ以上は干渉しないことを決めておくと親の怒りのハードルは下がっていきます。
たまに出来ていない時、サボった時があっても目くじら立てないで見守ります。親自身だって運動・読書の習慣が出来ない日があるじゃないですか。
子供のサボり(濁り)も親の自己権利欲(濁り)も環境という流れがあれば自然な状態に戻ります。これが清濁併せ吞むことに繋がります。
まとめ
子育てで重要なのは忍耐です。ここは知識ですと言いたいところですがやはり忍耐です。
人生の先輩である親がまず我慢(忍耐)して、子供の生活をマネジメントするからです。我慢せず子供のことで感情をむき出しにするのは親の正義中毒です。
正義中毒になると子供のためという建前で子供に自分がして欲しい要望を言います。大抵は「スマホを止めて、親の話を聞いて、自分の意思で勉強しろ」です。
祖父母からそう言われて素直に真面目に勉強しましたか?してないのに自分の子供は自分の言うことを聞いてくれるはずとなぜ思うのでしょう?
それは親になって我が子を養っていて、自分の方が権力があると錯覚しているから他ありません。権力はあれば使ってみたくなるんです。
そうならないために清濁併せ吞みましょう。社会人の話に戻しますが部下Aの問題を解決すれば部下Bに嫌われます。反対もそうです。つまり解決するのに片方を見れば反対側からは「不公平」と見られるからです。
公平にするとは個々の問題を解決し回ることでは無く、あえてリーダーが「獅子身中の虫」でも対処出来る器量の大きさを持つことを指します。
親が子供を育てるのではありません。子供が親を育てるんです。
日本の子育てがおかしい理由⑱
夫婦で子育て方針を決めていない家庭は将来苦労します。
なぜなら幼い親に子育ては難解だからです。
①相手のレベルで争わない
子供の世界は社会の縮図です。大人でも子供でも皆が羨むアドバンテージ(優位性)を持った人物はそこかしこに存在します。そこには必ず力関係が発生し「妬み」「嫉み」「嫉妬」「いじめ」が大なり小なり散見されます。
つまり子供もストレス世界で生きているんです。
お子さんは子供同士のコニュニティーから帰ってきたら人生の先輩である両親に愚痴や愁訴(言葉に出来ない不快感)を聞いてもらいたいのに上手く伝えられません(親に心配かけられない)
そこで親の注意を引いたり、時には暴言を言うことで親の愛情を測ってくることが多々あります。そんな時に子供の位置まで下がって、子供と言い争いをするのは愚の骨頂です。
子供は大人と一緒で解決を望んでいません。両親に話を聞いてもらいたいだけなんです。ティーチングでは無くコーチングを目指しましょう。
例)
女性で容姿に自信の無い子が「もっと可愛く産んで欲しかった」と愚痴ったらめちゃくちゃ綺麗な友達に「分かる~」と言われ「元々綺麗なあんたに私の何か分かるのよ!!」と神経を逆なですることと同義です。
②負の感情からこそ学びが多い
「怒り」「憎しみ」「悲しみ」と負の感情には様々な形があります。負の感情に共通するのは正の感情に比べて強く感じることです。本来「正と負」の感情は同量のエネルギーですが人間の進化によって負の感情のエネルギーを大きく感じてしまいます。逆にその性質を利用しましょう。
怒りからは反骨精神やチャレンジ精神。憎しみからは競争心。悲しみを知れば同じ境遇の人に共感出来ます。
人生で負の感情は避けて通ることが出来ない困難です。親は自分自身の困難の乗り越え方や失敗談を子供に話してあげましょう。
③長男・長女を大事に育てる
第二子が生まれると手のかからなかった長男・長女は急に手間がかかるようになります。おとなしかったのにヤンチャになったり、声が大きくなったり。それは母親の関心が欲しいからです。兄弟が出来ると今まで独り占めしていた母親が第二子の面倒を見るので自分への関心の構成比が下がるのは子供心としては大変な喪失感です。
親は都合よく2~3歳の第一子に我慢をさせます(自分も我慢しているから第一子にも無意識に我慢を要求します)
親は平等に愛してると言いますが間違えなく関心は以前の半分以下になります。子供からすると理不尽でしょうがありません。
第二子が生まれたらより長男・長女を可愛がって下さい。第一子をしっかり可愛がられるとその愛情を下の兄弟に注いでくれます。
第二子がいて、とても無理と思う方は旦那さんか祖父母の協力を仰いて下さい。人格形成に多大な影響が出ます。是非応援願います。
まとめ
社会に出て(結婚して子供を育てて)他者に認められたいのは親(祖父母)離れしていない証拠です。幼い時に承認されてこなかった子供は無意識に幼少期の負の感情(不満)をため込みます。社会に出てその負の遺産が顔を出すと「これだけ苦労しているんだから認めてくれ!」と苦労していることをアピールして他人の関心を求めます(承認欲求)
兄弟の中でも下や上の子が褒められているのを妬ましいと思っても負の感情(不平不満)は貯まります。
家庭は社会の縮図です。褒め方、叱り方一つで「戦争」に発展することもあることを親は認識しなければいけません。
「褒める時は誰もいないところで言う」「怒る時は夫婦で話し合ってから言う」等、良く話し合ってから子供と接しましょう。
特に怒る時は注意が必要です。母親だけ怒って父親が止めれば子供が混乱するか、母親に失敗を隠蔽するかのどちらかを選択するようになります。
厳しい子育て・優しい子育てはどちらでもいいんです。問題は両親の子育て方針の擦り合わせが無いと子供が混乱するということです。
会社でも9割決まったプロジェクトが部長のちゃぶ台返しで1からやり直しになったら大変です。プロジェクトならやり直し可能ですが子育てはやり直しがききません(子供本人の成長で挽回は出来ますがマイナススタートです)
出来れば出産前に綿密な家族会議を求めます。