gizaemonnのブログ

価値観アップデートは楽しい

日本の子育てがおかしい理由⑰

子供の考えていることが解らないのはあなたが心を閉ざしているからです。

 

なぜなら世の中の柵(しがらみ)があなたの目を曇らせているからです。

 

①人のやる気を無くさせるのは言葉では無く態度

「いくら言っても動かない」「やる気が見えない」「やる気スイッチの場所が解らない」「スマホばっかり見て親の言うことを聞かない」等が口癖になっていませんか?

言いたい気持ちは解ります。

でもその口癖が全ての元凶だとしたらどうでしょう?

まずは記憶を辿って10歳の自分に会いに行きましょう。親(祖父母)にどんな言葉を言われましたか?

「宿題しなさい」「勉強しなさい」と言葉は多少違っても言われた言葉以上に親(祖父母)の態度に腹が立ったはずです。

今やろうとしてたのに親(祖父母)に言われてやる気がゼロになった瞬間が必ずあるはずです。これはブーメラン効果といって行動を促す説得をすればするほど逆効果になってやらなくなることを言います。

さらに言われたセリフ以上に親の態度や表情、雰囲気や威圧感が感情を逆なでしてきませんか?人間は言われた言葉より他人の態度や負の感情に激しい苛立ち感じ、その時の心情を無意識に蓄積します。

親(祖父母)離れしていないと自分の子供に同じことを行います。世代を超えて負のスパイラルが起こります。

子供に対して感情的になるのは親(祖父母)から相続した負の感情が思ったより貯まっているからです。

②子育てを楽しむには感動するしかない

負の感情は福利で貯まります。

例)月1,000円貯金を20年間します。

利子が5%付く場合:1,000✖12ヶ月✖20年間=252,000円→損益12,000円

福利5%運用の場合:1,000✖12ヶ月✖20年間=364,363円→損益124,363円

損益は10倍以上になります。

小さい頃に親(祖父母)から受けた負の感情は、心身の成長と共に福利で大きくなります。

これを断ち切るにはまたまた無意識に眠る自分の子供時代に会いに行って子供の自分を慰めて下さい。そして自分を律して子供を見て下さい。

自分の負の感情フィルターが無くなると子供の良い点が見えてきます。

すると子供の行動に説明がつくようになり、子供の成長に感動を覚えるようになります。

③感動は心を開いていないと出来ない

感動は心が動くことで生じます。大きな自然に触れることで自分の存在がちっぽけに見えることをAwe体験と言います。

人間の脳が本来の能力の30%しか使っていません。思考するとは物凄いエネルギーを使うので脳はあえて省エネモードなのです。

感動は素晴らしい経験ですが同時に疲れます。なので脳は予め疲れないように無意識にフィルターを形成しているのです。この時フィルター形成をしてる材料が親(祖父母)の負の感情です。負の感情で形成されたフィルターで子供を見るとお腹を痛めて産んだ我が子に対し、負の感情をぶつける親の出来上がりです。

心を開いて子供を見ることで感動が自分の無意識に貯まると福利で大きくなります。そうすると子供がヤンチャした時でも、周囲から疎まれることをしても感動で作ったフィルターを形成することで子供を許せます。

どんな罪を背負った子供でも許せる母親は感動の貯金を福利運用した人と言えます。

まとめ

斜に構えて「つまらない」「くだらない」というフィルター越しに見ればどんな素晴らしいものでも粗探ししてしまいます(どんなに顔の整って性格の良いアイドルにもアンチは付きます)

逆に心を開いた状態で子育てをすると子供の謎の行動に説明が出来るようになります。

子育てで重要なレジリエンス(再起力)は一言で言えば「言い換え力」です。言っても動かない子供に対し、ダメな子扱いでは無く、動くための充電中と言い換えることで「親の心の安定」と「子供の自尊心の向上」が手に入ります。

自分にされた嫌なことを人(子供)にしない。私はこれを最小限の世直しと考えています。世の中の不穏は負の感情が福利で増えた結果です。

最小限の世直しを広め、福利運用することで教育から日本を元気にする。

それが自分の願いです。